アスペルガー症候群とは発達障害の一つであり、広い意味で自閉症の仲間になります。
軽度~重度がありますので、軽度の場合は本人や家族もわからないまま過ごしているという実態が多いようです。
隠れアスペルガーと呼ばれ、日本では50人に1人?と言われています。
アスペルガー症候群の障害を大きく3つに分けると、
○コミュニケーション・対人障害
○社会不適応の障害
○パターン化した行動・興味・行動の障害
言語障害も知的の遅れもないのがアスペルガーです。
その為、軽度であると非常にわかりにくく、他人からは「変わった人」と思われてしまいがちです。
アスペルガー症候群の原因は脳の神経伝達物質異常
脳内神経伝達物質には
・アドレナリン(興奮・恐怖や不安・悲しみ・運動時に分泌)
・ノルアドレナリン(精神的ストレス・イライラや不安時に分泌)
・ドーパミン(快感・幸福感で分泌)
・セロトニン(落ち着き・安心・満足感で分泌)
があり、何の分泌が多く、何の分泌が少ないのかで私たちの性格や感情をつくっています。
アスペルガーやうつ病は特にセロトニンを産出するシステムがほとんど破綻していることが多いよう。※もちろん原因はそれだけではありません。
セロトニンはハッピーホルモンと言われ、他の脳内物質のバランスを取って、私たちの精神を安定させています。
人生において「超」がつくほど大事なホルモンなわけです。
キレやすい、情緒不安定なのはセロトニン不足なわけです。
日本人はセロトニンの産出能力が低く、精神的に劣等感を抱きやすい、鬱状態に陥りやすいと言われています。
反対にアメリカ人はセロトニンの産出量能力が高く、ポジティブ前向き。
下を見て歩いているネガティブな日本人とは正反対で、上を向いてポジティブに生きています。
なぜアメリカ人にはセロトニンの産出能力が高いと思いますか?
○食事→セロトニンが分泌されやすいと言われるチーズや牛乳などの乳製品がデイリーフード。そして肉魚中心の高たんぱくな食生活。植物繊維豊富な野菜生活。必須アミノ酸トリプトファンを摂取。
○運動→ランニング・筋トレ・ヨガ・ダンスなど4人に1人は運動!運動大国!
アメリカは自己管理命!日本人のように困ったらすぐ病院なんてあり得ません。
しかし食事をマネすることは腸内環境が違う為、全てはおすすめ出来ません。
お手本にするならば…
必須アミノ酸トリプトファンが摂取できる日本食→豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、米などの穀類などです。その他、ごま・卵・バナナにも含まれています。また、肉や魚にもトリプトファンが多く含まれます。
たんぱく質は動物性と植物性をバランスよく摂取しましょう!!
その他…
セロトニンの産出には運動と睡眠が一番!
○太陽の光を浴びることで夜の眠気を促進させる
○交感神経・副交感神経のバランスを取ること
○無理のない運動、少し汗をかけるとベスト!
午前の光を浴びながら、自律神経を整えるヨガをすることをおすすめします。
・誰かと競ったりせず、自分のペースで行える。
・ただただ自分に集中し、呼吸に意識を向ける。
・コミュニケーション能力の必要性はない。
・体がほぐれることで心を開きやすくなる。
そんな観点からおすすめできるのがヨガです。
もちろん、興味がない、極端に運動神経が悪い、そんな場合は逆にストレスになることも。
ヨガが合っていたならば最適なセロトニン分泌方法なのではないでしょうか。
また、どんな方でも鬱な気持ちが強い場合は放置せず、食事改善を含め、生活習慣の改善を意識してみてください。
「明るくなったね」、「なんか生き生きしてるね」なんて言われる日はすぐです♪
目がハートになるような物を見るのもまた、セロトニン分泌です(^ ^)