体の酸化とは?

私たちが吸っている空気の約20%は酸素で、多くは体の中でエネルギーになります。取り入れた酸素の約1~2%が活性酸素になりますが、その全てが体に悪影響を及ぼすわけではありません。

ほとんどは体内に侵入した細菌から強い酸化力で体を守ったり、酵素の働きを促したりと健康を維持する働きがあります。 

ただし量が増え過ぎてしまうと、酸化力が強すぎて細胞にダメージを与えてしまいます。この「酸化」がいわゆるサビのようなもので、シワなどの老化や、また生活習慣病などを引き起こすことに。


酸化に現れる症状
とは?

1.シミ・シワ・くすみなどの肌荒れ

紫外線によって作られた大量の活性酸素。酸化していく肌を守ろうとしてメラニン色素が生成されますが、多すぎるとターンオーバーが間に合わないためシミやソバカスとなります。
また活性酸素は真皮のコラーゲンにダメージを与えてしまうので、ハリや弾力性が衰えてたるみやシワができることに。またバリア機能が低下してターンオーバーが遅くなる為、シミの原因に。

2.白髪など老化現象がおきる

酸化は、お肌だけでなく髪にも影響します。増え過ぎた活性酸素は、髪の黒い成分を作る「メラノサイト」までも攻撃してダメージを与えてしまうのです。するとメラニンがつくられなくなり、白髪に。

3.免疫力が落ちる

酸化の影響は美容だけにとどまらず、免疫力も低下させてしまいます。活性酸素が大量に発生している環境では免疫細胞がうまく働くことができず、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったりアレルギーなどの症状が出やすくなったりします。

4.脳の神経細胞が傷つく

脳はエネルギーとしてたくさんの酸素を必要としています。その分大量の活性酸素が発生し、ダメージを受けやすいのです。
神経細胞は年齢とともに減っていくため、酸化によって傷つけられると、疲れやすくなったり思考力や記憶力が弱くなったりしてしまいます。
酸化が促進され続けることで引き起こす病気があります。
生活習慣病や動脈硬化、ガン、肝疾患など、体の中で酸化が進むと細胞がダメージを受け機能が低下してしまいます。免疫力も落ちてしまい、元気な細胞が減り、がんの促進物質と作用してがん化が促され発がんや転移につながるといわれています。

 

活性酸素が増えてしまう原因として、加齢・紫外線・喫煙・大気汚染・飲酒・無酸素運動・ストレス・疲労です。

ほどほどであればよいのですが、長期間続くような要因がある場合は注意が必要です。

 

抗酸化作用とは!?

活性酸素の発生を抑えたり、酸化を抑えたり、また活性酸素によるダメージを修復する作用を抗酸化作用と言います。
しかしこの抗酸化力は年齢とともに低下する傾向がある為、食生活の改善などでアンチエイジングケアが必要なのです。

酸化を防ぐ「抗酸化作用」を持つ食品を毎日の食事に取り入れて、体の酸化を防ぎましょう!フィトケミカル・ビタミン・ミネラルなどの以下の栄養素を含むものが効果的です。

■フィトケミカル(植物の色素や香り、アクなどから発見された物質。抗酸化作用のほか免疫力のアップにも。)
・ポリフェノール
・カロテノイド
・リコピン
・ペクチン
・セサミン

■ビタミン
・ビタミンA(βカロテン)
・ビタミンC
・ビタミンE

■ミネラル
・セレン
・亜鉛

抗酸化におすすめ食材

1、アボカド
「ビタミンA」・「ビタミンC」・「ビタミンE」のほか、「ルチン」や「カロテノイド」も含んでいます。これらを一緒に取ることでより強力な抗酸化作用が期待できます。

2、トマト
ビタミンEの100倍の抗酸化力といわれる「リコピン」を多く含む食べ物がトマト。加熱して食べると吸収率がアップします。オリーブオイルがおすすめ!

3、バナナ
バナナの持つ抗酸化物質は、「βカロテン」・「ビタミンA」・「ビタミンE」・「ビタミンC」・「ポリフェノール」など。身近な食品の中で最も抗酸化力が高いとされています。

4、ニンジンなどの緑黄色野菜
ニンジンをはじめとする緑黄色野菜には、「βカロテン」が豊富。βカロテンは必要に応じてビタミンAに変化しますが、どちらも抗酸化作用の高い物質です。油と一緒に食べることで吸収アップ。

5、大豆製品
大豆は、脂質の酸化の原因である活性酸素を抑制する「サポニン」、強力な抗酸化力を持つ「イソフラボン」を含んでいます。

6、にんにくやしょうがなどの香味野菜
にんにく・しょうが・ねぎなど香りや辛味を持った香味野菜に含まれる「アリシン」にも活性酸素を減らす働きがあります。

7、無塩アーモンドなどのナッツ類
ナッツ類に多く含まれる「ビタミンE」。ビタミン類の中でも抗酸化作用が強い脂溶性の成分。スナック類の代わりにナッツをおやつに取り入れてみては?

8、ブルーベリーやイチゴ
イチゴやブルーベリー、ラズベリーなどのベリー類。これらの色あざやかな果物にはポリフェノールの一種「アントシアニン」や「ケルセチン」がたっぷりと含まれています。ケルセチンはビタミンCをサポートするので、相乗効果で抗酸化に最適。

9、リンゴやミカン
リンゴやミカンは「ペクチン」や「ビタミンC」を豊富に含んでいます。またリンゴの皮の下5mmほどまでの部分に多く含まれる「リンゴポリフェノール」にも強い抗酸化作用が。

10、カカオや赤ワイン
「カカオポリフェノール」も抗酸化にとても効果的。また赤ワインには「カテキン」・「アントシアニン」・「タンニン」・「フラボノイド」・「レスベラトロール」などたくさんのポリフェノールが含まれています。

その他、コーヒー・緑茶・ルイボスティーなどの飲み物にも抗酸化作用があるものがあります。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸や、ゴマのセサミンなども抗酸化用に◎

逆に体を酸化させてしまう食べ物があります。酸化を防ぐ食べ物を積極的に取り入れるだけでなく、酸化させる食べ物に注意することも大切。

食品添加物が入った加工食品、トランス脂肪酸マーガリンやショートニング、ファーストフードにも注意。
酸化した油で揚げたスーパーのお惣菜やコンビニのから揚げ、インスタント食品やスナック菓子などの油にも要注意です!

食生活はもちろん、紫外線や喫煙・飲酒、ストレスや疲労などに気をつけて、バランスのとれた食事から積極的に抗酸化作用のある栄養素を摂っていきましょう。

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