血糖値とは血液中に存在するブドウ糖の濃度を測定した数値のことをいいます。

ブドウ糖は炭水化物が消化され、これ以上分解できないという状態に変えられた物で「単糖類」の一種です。

ブドウ糖は体のエネルギーとして使われるため、血液によって運ばれます。血糖値は食前と食後で大きく変動します。

 

【血糖値コントロールの仕組み】

食事で摂取した糖の吸収で血糖値が上がると今度はそれを下げるために「インスリン」というホルモンがすい臓から分泌されます。

インスリンが分泌されると肝臓や筋肉はブドウ糖(グルコース)を「グリコーゲン」という物質に変えて取り込み、蓄えます。

血糖値を下げるのはインスリンだけですが、血糖値を上げる働きをするホルモンは何種類もあります。

食事だけで血糖値が上昇するわけではありません。

ストレスや薬の副作用、アルコールの摂取などでも血糖値は上昇します。

ですから血糖値を上げないように私たち自身が自分でコントロールしなければならないのです。

【血糖値が上がるリスク】

血糖値が高い=糖が過剰に血液中にある事によって血管が傷つきます。

また、血が濃くなっている状態なので体はそれを適正な濃度に薄めようとして周囲の細胞から血管へと水を送り込む事になり、ホースに多すぎる水を流し込んだようになって血管が内側から圧迫される事になります。これがいわゆる「高血圧」の状態に繋がります。

血糖値が高い状態が続くと、糖が多い事によるダメージ+高血圧によるダメージと、血管に大きな負担がかかります。

そして傷付けられた血管はそれに対抗するために固くなって弾力を失い、動脈硬化へと進んで行きます。

血糖値が上がった事で感じる自覚症状は最初、ほとんどないか軽い物ですが、血管には確実にダメージが蓄積しています。

【血糖値の上昇を抑える】

気を付けていただきたいのがまず食事です。

糖質が高い食事や空腹時に食べる糖質にも注意が必要です。

野菜(食物繊維)→たんぱく質→主食(糖質)

となるようにすると良いでしょう。血糖値の上昇をゆるやかにします。

早食いもまた、血糖値の上昇のスピードを上げてしまう他、脳が満腹を感じる前に必要以上に食べてしまいがちになります。なるべく、体がインスリンを代謝するのが間に合うよう、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

有酸素運動も血糖値を下げる有効な方法です。

食後一時間程度に30分から1時間の有酸素運動を週3~5回行うと高めの血糖値でお悩みの方にかなり有効です。

極端な話ですが、どんなに糖質を摂り過ぎたとしても、運動さえしていれば糖をエネルギー代謝させることが出来るので、運動する人としない人では健康のリスクは大きく違います。

もし炭水化物や甘いものが好きでやめられない!という方は、食べる順番に気をつけることと運動を続けることを心掛けてください。

血糖値が上昇が続くと糖尿病のリスクが高くなります。ほとんどの方は自分自身が糖の摂りすぎだということに気づいていません。

まずは自覚を持つ事も大切です。

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