- ホットヨガが始まったきっかけをご存知でしょうか?
簡単にご説明すると、ヨガはインド発祥。熱い気温の中で行うので体は普段から温められてほぐれた状態から体をうごかしているので最初から気持ちよく体を伸ばせられたことと思います。
体が冷え切ってガチガチの状態から行う冬季のヨガと、体があたたまってほぐれた動きやすい夏季に行うヨガでは体に与える影響や効果は大きく違うと思います。
インドでヨガを教わったアメリカ人が母国の寒い冬季にヨガを行うのが大変だった為、インドの温度に合わせた湿度が高く暖かい室内をつくったそうです。そこで行うようになったのがビクラムヨガです。
ビクラムヨガが強い柔軟と筋力が必要で、1つ1つ全く違ったポーズを順番に行っていくものです。毎回同じ内容ではあるものの体に負担となるポーズが多く体が硬い方には最初からは困難です。
アメリカ人に比べ、運動量も筋量も少なく筋力が弱い日本人には少々難しいものです。
ホットの環境で行うビクラムヨガがアメリカで大流行し、それが日本にも降りてきました。しかし続く人はそういなかったことでしょう。今となっては高温多湿の環境だけはそのままで日本人に合わせた優しいヨガがほとんどです。
無理なく汗をかける岩盤浴のように発汗=デトックスのホットヨガが現代も女性に大人気です。
いるだけで汗がかける。ストレッチ程度でも汗がかける。発汗が運動した気分にさせる。デトックス効果。といった認識でいるとほとんど筋肉は使われていません。
実際は高い温度と湿度の外的要因で汗をかいているだけ。体はあたたまっているものの、汗は体を冷やそうとする作用である為、退室後は冷えていく一方であり、外的な温活では体温は上がることなく冷え性だって全く解決されません。
筋肉をしっかり使い筋量を増やし、筋力を強くすることで初めて体温が上がり、冷え性の改善や免疫力のアップに繋がります。
世界で座っている時間が最も長い日本人は通勤は車や地下鉄・電車移動、エレベーターにエスカレーター、運動量はほとんどありません。
それが寝たきりを増やしているのです。寝たきりの老人の多さは世界で見ても圧倒的に多いはずです。
日常生活に困らないのは50代まで。60代からは今までの日常生活のスタイルが影響します。
運動をしていた人としていなかった人では筋量・筋力の差、骨密度、心肺機能など大きな差が出ます。
今から運動を始めるにしても、ランニングや筋トレだけの無酸素はおすすめできません。
スポーツやダンスだけでは体のバランスが崩れます。
そこでおすすめしたいのが運動量を増やしたヨガなのです。
しかしホットな環境でまともに動くと体に負担が大きいです。
常温で強弱をつけて体に負担がかかりすぎない程度に汗がかけることが理想です。
寒い冬は温まるまで着こんで行えばいいのです。
バレエなどのダンサーは必ず着込んでウォーミングアップをします。ヨガは最初からタンクトップでなきゃいけないなどといった考えは捨てましょう。
ヨガのアーサナを使った色んな運動方法がはたくさんあります。
ストレッチにもなるし、筋トレにもなります。
無理なく楽しんで常温ヨガを行いましょう!!
普段から筋肉を伸ばしていれば常温でもすぐにどんなポーズでもとれますよ!